ベルリンにはいくつか世界遺産がありますが、その中で今回は「博物館島(ムゼウムスインゼル)」を訪れました。
★博物館島とは
「博物館島(ムゼウムスインゼル)」は、シュプレー川の中州にある博物館が集まった観光スポットです。ペルガモン博物館、新博物館、ボーデ博物館、旧ナショナルギャラリー、旧博物館と、5つの美術館と博物館が集まっています。
1日で回るには時間が足りないので、一番興味のある「ペルガモン博物館」を見学しました。
★一番人気のペルガモン博物館
西アジアとイスラムの文化を展示した「ペルガモン博物館」は、5つの博物館の中でも一番多くの入場者がある見どころたくさんの博物館です。
博物館を入ってすぐにあるのが、「ゼウスの祭壇」。
古代ヘレニズム期のペルガモン王国で建設されたもので、当時の姿を再現した展示は、その大きさに圧倒されます。また大階段が中央にあり、見学者は間近で遺跡を見ることができるのもすごいところです。


こちらは「ミトレスの門」。ミレトスは現在のトルコにあったギリシャの植民地です。



そして、この鮮やかな青の色彩がひと際目を引くのが、「イシュタール門」です。
イシュタールは、現在の中央イラク、バビロニア王国の首都バビロンにありました。バビロンの城壁には4つの門があって、その中でイシュタールが最も豪華だったそうです。ライオンの他に想像上の生き物が描かれています。




この他にも、ギリシャやローマ、中近東のたくさんの展示があるので、時間をかけてゆっくり見て回るのをおすすめします。
ペルガモン博物館のHP(英語版)は、こちらから
★旧東ドイツを知るDDR博物館
第二次世界大戦後、再度ドイツ統一されるまで存在したドイツ民主共和国(旧東ドイツ:略称DDR)の当時の生活や物を展示したのが、この「DDR博物館」です。
そんなに広くないスペースに、当時の人々の暮らしが再現されています。また、当時の秘密警察の盗聴方法を展示した部屋もあります。
こちらは、東ドイツの国産車トラバント。なんと強化プラスチックでできています。

生活用品は、どこかキッチュな雰囲気があります。博物館のショップで買ったポストカードもイラストが可愛くてお気に入りです♪

DDR博物館のHP(英語版)は、こちらから