日本三景の1つ、天橋立のすぐそばに建つ、歴史ある旅館「対橋楼」。
先日、京都丹後鉄道の鉄印旅にて宿泊してきました。
旅館での滞在は、おもてなしや部屋、食事、温泉など、とても満足のいくものでした。
そこで今回は、天橋立観光で宿泊先を探している方や、情緒ある旅館に泊まりたいと思っている方に、「対橋楼」について、旅館の詳細や宿泊した感想などを紹介します。
この記事が、天橋立の宿泊探しの参考になればうれしいです。
対橋楼について
天橋立に一番近い宿
天橋立駅から徒歩約5分、天橋立にかかる第1の橋「廻旋橋」のすぐそばに建つ旅館です。
客室からは廻旋橋や運河を望むことができる、眺望自慢の宿でもあります。
朝や夕刻など、天橋立の散歩を楽しめるのも、近くの旅館ならではですね。
与謝野晶子ゆかりの宿
1870年(明治元年)に、旅館として営業を始めた対橋楼。
かの文人、与謝野晶子にゆかりがある宿なんです。
夫の与謝野鉄幹や娘と宿泊をしていて、滞在中に天橋立についての作品を書いています。
それら直筆の書や当時の写真を、1階にあるミニギャラリーで自由に見ることができます。
対橋楼の魅力
うれしいおもてなし
和室や和洋室など、合計10室の客室をそなえた対橋楼。
小さな宿だからこそ、細かい心遣いとおもてなしの心に、心癒される宿なんです♪
チェックインは、土間打ちの囲炉裏のあるロビーにて。
お菓子とお茶をいただきながら、手続きを済ませます。
フロントでは、名前を告げなくても顔を覚えてもらえているのが、うれしいところ。
お土産コーナーもあります。
こだわりの食事
夕食・朝食とも、1階の食事処「阿蔵」にて。
夕食は、丹後の海の幸・山の幸を使った「丹後の旬会席プラン」をいただきました。
先附の南京豆腐から始まって、6種の前菜、お造り盛り合わせと続きます。
中でも気に入ったのが、初めて食べた鰆のすき焼き風鍋。
卵黄を混ぜたすりおろしとろろにつけて食べると、本当に絶品!
和牛のローストビーフは、ニンニクチップやホースラディッシュを巻いて食べます♪
お供は、丹後の日本酒で(笑)
朝食も、一品一品こだわりのメニュー。
朝からしっかりいただきました。
夕食も朝食も、どちらも大満足のお料理でした♪
※尚、季節によりメニューは変わりますのでご了承ください。
廻旋橋が見える客室
廻旋橋のすぐそばにある対橋楼の自慢は、客室から廻旋橋が見えること。
今回私が宿泊したのは、モダン和室。
ツインのローベッドが置かれた、古民家風のお部屋です。
窓に面した2つの快適な椅子に座って、のんびり廻旋橋を眺めます。
この廻旋橋、普段は普通の橋なのですが、船が通る度に90°旋回します。
船が近づくと、係員が通行する人を停め、橋を回します。
昔は、手動で回していたんだとか。
橋が回る様子は、動画でご覧ください。
温泉は美人の湯
大浴場の湯はナトリウム塩化物泉で、お肌つるつるの天橋立温泉です。
女湯は、石風呂や岩風呂、漁師釜風呂と、3つの浴槽を完備。
こじんまりしたサイズですが、のんびりくつろげました。
ちなみに男湯には、岩風呂と廻旋橋を望める露天風呂があるとのこと。
対橋楼は、歴史ある旅館のため、バリアフリー化がされていません。
客室は2、3階で、1階の食事処と温泉に行くには、比較的急な階段を昇り降りすることになります。
持ちやすい手すりは付いていますが、一緒に宿泊した高齢の父は、少し大変そうでした。
ご高齢の方などは、ご注意くださいね。
対橋楼の予約は、以下の旅行サイトから予約ができます。
この記事を読んで興味を持たれた方は、ぜひ。
まとめ
今回は、日本三景の1つ、天橋立の老舗旅館「対橋楼」について紹介しました。
部屋・食事・料理・温泉など、どれを取ってもおもてなしの心を感じました。
今回は初秋の訪問でしたが、次回はぜひ別の時期に訪れたいと思います。
また、天橋立までの足となる京都丹後鉄道について、以下の記事にて紹介しています。
お読みいただけると嬉しいです。