全州から日帰りで訪れることができる南原を紹介します。
★南原へ行こう
南原は、全州からKTXで約30分と、手軽に行くことができます。韓国古典「春香伝」(韓国版ロミオとジュリエット)の舞台として知られており、また、南原チュオタン(どじょう汁)が有名です。南原駅前の観光案内所で観光地図を手に入れたら、一番の観光スポット「広寒楼苑」に向かいましょう。
★広寒楼苑
南原駅から「広寒楼苑」へは、タクシーで約10分程の距離です。駅前にタクシー乗り場があるので利用しましょう。入場料は2500ウォン(2016.3時点)です。
「広寒楼苑」は、広い公園になっていて、その中にある「広寒楼」が「春香伝」の舞台とされています。「春香伝」とは、妓生(キーセン)の娘と両班の息子の身分違いの恋を描いた古典の名作で、古典芸能パンソリの演目やドラマや映画でも演じられています。

入母屋造の屋根と石柱が特徴で、緑と赤の装飾が鮮やかです。

「広寒楼」の目の前には湖と石造りの烏鵲橋(オジャッキョ)が掛けられていて、その調和がとても美しいです。


また、韓国ドラマのロケ地としても有名で、「屋根部屋の皇太子」や「雲が描いた月明かり」「麗〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」が、ここで撮影されました。この橋を渡る主人公たちに見覚えがある方も多いのでは。


私のおすすめは、池を挟んだこちらからの姿です。朱色の橋と「広寒楼」が湖面に映り、とても趣があります。

「広寒楼」の他にも、広い公園内には当時をしのばせる建物が建っていて、のんびり散策するのもおススメです。