チェコ南西部のボヘミア地方、ヴルタヴァ川河畔の街「チェスキー・クルムロフ(Český Krumlov)」。
チェコを代表する人気の観光地で、日本人観光客にも人気のスポットです。
中世の面影を色濃く残すこの街は、1992年旧市街が世界遺産に登録されています。
今回は、チェコ渡航歴4回、2019年より「チェコ親善アンバサダー」として活動している私が、チェスキー・クルムロフの見どころ、お気に入りのフォトスポットを紹介します!
(画像は、2017年のチェコ旅で撮影したものです。)
まず訪れたい「チェスキー・クルムロフ城」
チェスキー・クルムロフでまず訪れたいのが、「チェスキー・クルムロフ城」です。
13世紀半ばに建設されてから、ゴシック・ルネサンス・バロックと増改築を繰り返した居城で、プラハ城に次ぐ、チェコでは2番目の規模を誇ります。
城内の一部の施設は、ルート別のガイド付ツアーで見学可能です。
チェスキー・クルムロフ城の塔
ガイドツアー以外で入場できるのが、この城のシンボルともいえる塔です。
スグラフィット技法で描かれた外壁が目を引きます。
塔の入口でチケットを購入し、長い階段をひたすら登り、展望エリアへ。
目の前に広がるのは、チェスキー・クルムロフの街の素晴らしい風景です!
茶色い屋根と、緑のコントラストが本当に綺麗です♪
塔から眺めると、チェスキー・クルムロフの街が、ヴルタヴァ川にぐるっと抱かれているのがよく分かります。
城内の様子も、一望できます。
城内のスグラフィット技法の建物
城内でひと際目を引くのが、スグラフィット技法と呼ばれるだまし絵の壁です。
建物の外壁や中庭など、平面の壁に描かれただまし絵は、まるで立体的な造りに見えます。
城内のおすすめフォトスポット
私の一押しのフォトスポットが、中庭です。
展望スペースがあり、そこから塔が一望できます。
白壁の窓越しに撮影すると、フォトフレームのように見え、本当に綺麗♡
チェスキー・クロムロフの街も、眺められます。
また、城内奥にあるバロック様式の公園も、フォトスポットの1つです。
このほか、ガイド付きツアーで見学できるバロック様式の劇場や、仮面舞踏会の間など、見どころたくさんです。
なお滞在時間が少ない場合、塔や庭などの見学だけでも、充分楽しめるとところです。
施設名 :チェスキー・クルムロフ城(zámek Český Krumlov)
住 所 :Zámek 59, 381 01 Český Krumlov 1, チェコ
開館時間:4月~10月 9:00~16:00 6月~8月 9:00~17:00、月曜日休
チェスキー・クルムロフ城の公式HP(英語版)は、こちら。
城を望むビュースポット「セミナールニー公園」
旧市街からバス停に向かう途中にあるのが、「セミナールニー公園」。
チェスキー・クルムロフ城が一望できる、ビュースポットです。
ここから見る城の姿はとても美しく、多くの観光客が訪れます。
ベンチに座ってゆっくり城を眺められる、私のお気に入りの場所でもあります。
街歩きが楽しい旧市街
フォトジェニックな、チェスキー・クロムロフの旧市街。
散策をすれば、街のいろいろな場所から、チェスキー・クルムロフ城を眺めることができます。
グレーの塔が美しい「聖ヴィート教会」。
パステルカラーの建物が立ち並ぶのは、「スヴォルノスティ広場」です。
街の家々の壁も、スグラフィット技法が使われています。
このほか、画家エゴン・シーレの美術館「エゴン・シーレ・アートセンター」や、地ビールを味わえるレストランなど、見どころたくさんです。
プラハからのアクセス
プラハからは、Regiojetのバスが便利です。
地下鉄B線アンデェル(Anděl)駅近くの、ナ・クニーゼツィー(Na Knížecí)バスターミナルから所要約3時間です。
なお、チェスキー・クロムロフのバス停は、2か所あります。
「Špičák」バス停は、チェスキー・クルムロフ城から徒歩約10分、バスターミナルは、セミナールニー公園から徒歩約10分のところです。
まず城を見学するなら、「Špičák」バス停で降りるほうがいいですね。
バスは、週末や繁忙期は混み合いますので、事前に予約するのをおすすめします。
RegiojetのWEBサイトまたはアプリで予約できます。
RegiojetのWEBサイトは、こちら。
まとめ
今回は、人気の世界遺産、チェスキー・クロムロフについて紹介しました。
バスを利用すれば、プラハから手軽に日帰りで訪れることができるので、一人旅にもおすすめです。
ぜひチェコ旅行初めての方、世界遺産好きな方に、訪れていただきたいですね。