2024年7月に運用が始まった、韓国ソウルの新しい交通カード「気候同行カード」。
韓国旅行リピーターの方も、初めての方も、「気候同行カードを使ってみたいなぁ」と思っているのではないでしょうか?
ところが「探してみたけど見つからなかった」とか、「T-moneyカードとどっちがお得なの?」とか、まだまだ情報が少ないのも事実。
今回は、7月初めのソウル旅行で、実際に気候同行カードを購入・利用した私が、購入場所や利用方法、お得な使い方など、気候同行カードについての情報を紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。
気候同行カードとは何?
気候同行カードは、2024年7月より始まった、ソウルの地下鉄・バスに利用できる定額制の交通カードです。
気候同行カードの料金
私たち観光客が利用できる短期券の料金は、以下の通り。(2024.7現在)
1日券:5,000ウォン
2日券:8,000ウォン
3日券:10,000ウォン
5日券:15,000ウォン
7日券:20,000ウォン
気候同行カードの利用範囲
気候同行カードを利用できるのは、ソウル地下鉄とソウル市内バス、マウルバス、深夜バス。
2・6・8・9号線は全線利用可能ですが、それ以外の路線は、以下の区間のみ利用できます。
1号線:温水(オンス)、衿川(クムチョン)区庁~道峰山(トボンサン)
3号線:紙杻(チチュク)~梧琴(オグム)
4号線:南泰嶺(ナムテリョン)~タンコゲ
5号線:傍花(バンファ)~馬川(マチョン)、江一(カンイル)
7号線:温水(オンス)~長岩(チャンアム)
京義・中央線:水色(スセク)~養源(ヤンウォン)、ソウル駅
水仁・盆唐線:清涼里(チョンニャンニ)~福井(ポクジョン)
京春線:清涼里(チョンニャンニ)~新内(シンネ)
なお、新盆唐線は利用できません。
また空港鉄道は、金浦空港からソウル駅のみ利用可能です。
気候同行カードのメリット
気候同行カードを利用するメリットは、何といっても残額を気にしたり、都度チャージをする必要がないこと!
ストレスフリーなのが一番ですね。
また旅行中、地下鉄やバスを頻繁に利用する人には、お得に旅ができます!
現在地下鉄の料金は、基本料金1,500ウォン(T-moneyカードの場合1,400ウォン)。
幹線バスは1,500ウォン(T-moneyカードも同じ)、緑色循環バスは1,500ウォン(T-moneyカードも同じ)です。
1日3~4回地下鉄やバスを利用する場合、元を取れる計算です。
気候同行カードのデメリット
気候同行カードは、利用できる区間がソウル市内の地下鉄・バスに限られています。
そのため、仁川空港から空港鉄道を利用する場合、仁川空港・金浦空港間は対象外となります。
【2024.10追記】
2024年9月13日より、仁川国際空港第1・第2ターミナル駅での下車が可能になりました。
ただし利用できるのは、ソウル駅~金浦空港駅間の駅から一般列車に乗車した場合のみ、特急列車では使えません。
また、空港鉄道の仁川国際空港第1・第2ターミナル駅からの乗車はできません。
また江南を中心に行動する場合、新盆唐線は対象外なので注意が必要です。
タクシーをメインで利用する方も、T-moneyカードを利用する方がお得です。
自身の旅行ルートやスケジュールを考えて、気候同行カードとT-moneyカードを併用するのがいいですね。
今回、私の4日間の旅行では、
初日はあまり乗車しなかったのでT-moneyを利用、2日目に3日間10,000ウォンをチャージしました。
3日間で地下鉄を10回利用したので、充分元が取れました♪
追加でチャージするストレスがなかったのもよかったですね。
気候同行カードはどこで買える?
気候同行カードを購入できるのは、ソウル地下鉄内の有人窓口。
窓口に貼っている気候同行カードのステッカーが目印です。
またソウル市内の観光案内所やコンビニ(CU、GS25、セブンイレブンなど)でも購入できます。
カードの料金は、1枚3,000ウォンです。
2024年7月現在、運用が開始されたばかりで、品不足が続いているようです!
私自身、金浦空港および宿泊ホテルのある永登浦のコンビニを何軒も回ってみましたが売り切れで、食事で訪れた5号線の鉢山駅の有人窓口で手に入れることができました。
しばらくの間は、観光客の多いスポットではなく、少し離れた駅などで購入する方がいいですね。
気候同行カードのチャージの方法
ここでは、気候同行カードのチャージの方法を紹介します。
T-moneyカードと同様、地下鉄の自動券売機でチャージができます。
1.日本語を選択し、カードを所定の場所に置きます。
2.交通カードチャージを選択すると、以下の画面になります。
※初めて利用する場合は、使用開始日と使用満期日は空欄、2回目以降は前回の履歴が表示されます。
右下のチャージを押します。
3.チャージをする日数を選択します。
※日数は、時間制ではなく日割り計算です。
4.選択した券種、金額、使用開始日、使用満期日を確認し、右下の認確を押します。
5.金額を現金で投入し、チャージ完了の表示が出たらOKです。
まとめ
今回は、2024年7月から始まった新しい交通カード「気候同行カード」の購入・チャージ方法、お得な利用方法などを紹介しました。
実際利用した感想としては、あらかじめ地下鉄・バスの利用頻度を考えて、気候同行カードとT-moneyカードを併用するのがいいですね。
ぜひ皆さんも、有効的に気候同行カードを使ってください。
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