世界で最も美しい街の1つに数えられるチェコ・プラハ。
旧市街をはじめ、歴史地区と言われる街自体が、世界遺産に登録されています。
今回は、チェコ渡航歴4回、2019年より「チェコ親善アンバサダー」として活動している私が、プラハ観光で訪れるべきスポットを6つ紹介します。
いずれも徒歩で回ることができるので、チェコ旅行初めての方に参考にしていただけるとうれしいです。
また合わせて、お気に入りのフォトスポットもお伝えします。
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旧市街広場
プラハの歴史地区で、まず向かうのが「旧市街広場」。
いつも観光客でにぎわっています。
2本の塔が特徴の「ティーン教会(Chrám Matky Boží před Týnem)」は、ゴシック様式の広場を代表する建築物です。
正式名は「ティーン(税関)の前の聖母教会」。
教会の裏側に税関があったことから、名付けられたそうです。
ティーン教会の中には立派なパイプオルガンがあり、時々コンサートが行われています。
施設名 :ティーン教会(Chrám Matky Boží před Týnem)
住 所 :Staroměstské nám., 110 00 Staré Město, チェコ
開館時間:火~土 10:00~13:00、15:00~17:00、日10:30~12:00
広場に立ってぐるりと見渡すと、目に入るのが「ヤン・フス像」です。
ヤン・フスは、15世紀にチェコで起こった宗教改革の先駆者。
カトリック教会を批判したため、火あぶりの刑に処せられた、チェコの重要な人物です。
ちなみに旧市街広場は、夜のライトアップも美しいので、ぜひ訪れてみてくださいね。
旧市庁舎
旧市街広場に面して建っているのが「旧市庁舎(Staroměstská radnice)」です。
見どころは、南側にある「天文時計」。
朝9時から夜11時間で1時間おきに仕掛け時計が動き出し、一目見ようと、観光客であふれかえります。
ここでは、ぜひ「旧市庁舎塔」に登ることをおすすめします!
360°見渡せる展望台からは、旧市街広場とティーン教会が一望できます。
別方向からは、聖ミクラーシュ教会が。
また遠くには、プラハ城とストラホフ修道院の姿も。
塔の入口を入ると、礼拝堂や執務室などを見学しながら、塔の中を登って行きます。
展望台に上がった時の感動はひとしおですよ。
まさにここが、私がおすすめする1つ目のフォトスポットです♪
施設名 :旧市庁舎(Staroměstská radnice)
住 所 :Staroměstské nám. 1/3, 110 00 Staré Město, チェコ
開館時間:《1~ 3月》月11:00~19:00、火~日10:00~19:00
《4~12月》月11:00~20:00、火~日09:00~20:00
入場料金:300CZK 2024.4現在
カレル橋
ヴルタヴァ川にかかる、全長516mの「カレル橋(Karlův most)」。
1402年に完成した橋の欄干には、30体の聖人の像が置かれています。
橋を渡る前に、まず訪れていただきたいのが、橋のたもとにある「旧市街橋塔」です。
1380年以前に造られた歴史あるゴシック様式の塔で、カレル4世や聖ヴィートなどの像が飾られています。
塔に登って見える景色は、まさに絶景!!
遠くにプラハ城、手前にカレル橋を眺めることができる、フォトスポットです。
施設名 :旧市街橋塔(Staroměstská mostecká věž)
住 所 :Karlův most, 110 00 Praha 1, チェコ
開館時間:《1~ 3月、10~11月》10:00~18:00 《12月》10:00~19:30
《4~5月》10:00~19:00 《6~9月》9:00~20:30
入場料金:190CZK 2024.4現在
では、カレル橋を渡りましょう。
30体の聖人像の中でも、最も人気があるのが「聖ヤン・ネポムツキー像」。
「台座の2つのレリーフを手で撫でると幸運が訪れる」という言い伝えから、その部分が黄色く剥げてしまっています。
カレル橋は、プラハ城が美しく見えるフォトスポットでもあります。
プラハ城
カレル橋を渡り、坂道を登って向かうのは「プラハ城(Pražský hrad)」です。
途中の登城道は、映画「のだめカンタービレ」のロケ地となったビュースポットです。
プラハ城の正門。
毎時ちょうどに衛兵交代式があり、12時の交代では、中庭でファンファーレと旗の交換が行われます。
プラハ城一番の見どころは、「聖ヴィート大聖堂(Katedrála sv. Víta)」です。
ゴシック様式の堂々たる佇まいが、素晴らしい♪
中でも、ミュシャ(チェコ語ではムハ)が手掛けたステンドグラスは必見です!
なお聖ヴィート大聖堂の入場には、混雑して長時間並ぶこともあるのでご注意を。
施設名 :聖ヴィート大聖堂(Katedrála sv. Víta)
住 所 :III. nádvoří 48/2, 119 01 Praha 1-Hradčany, チェコ
開館時間:《11~ 3月》月~土9:00~16:00 日12:00~16:00
《4~10月》 月~土9:00~17:00 日12:00~17:00
入場料金:450CZK 2024.4現在
また、小さなパステルカラーの家が可愛い「黄金小路」には、お土産屋さんやギャラリーが並んでいます。
このほか城内には、旧王宮や聖イジー教会、中世の牢獄ダリボルカをはじめ、見学スポットがたくさんあります。
城内すべてを見学するとかなり時間がかかるので、できればあらかじめ見たいスポットを決めておくのがおすすめですよ。
市民会館
1900年代初頭に建てられた、アールヌーボー様式の建物が「市民会館(Obecní dům)」です。
カフェやフランス料理とチェコ料理のレストラン、バーがあり、アールヌーボーの内装が美しい店内で、食事を楽しむことができます。
また「スメタナホール」では、定期的にクラシック音楽などのコンサートが催されています。
素晴らしいオーケストラの音楽を楽しむことができるので、私もプラハを訪れる度に、聴きに行っています。
市民会館では、1日数回、英語とチェコ語のガイド付き見学ツアーが行われています。
チケットは、市民会館の窓口で購入できます。
1時間のツアーの中で、スメタナホールやいくつかのサロン、市長の間などを見学することができます。
私のおすすめは、市長の間。
天井と壁一面にミュシャが描いたのは、スラブ民族の団結です。
ミュシャは、愛国心からこちらの制作を無償で引き受けたそうです。
天井画だけでなく、窓ガラスやソファー、カーテンなどの装飾に至るまで携わったミュシャの世界観に、本当に感動します♪
施設名 :市民会館(Obecní dům)
住 所 :náměstí Republiky 5 111 21 Staré Město, チェコ
入場料金:320CZK 2024.4現在
ユダヤ人地区
プラハの旧市街地区に隣接する「ユダヤ人地区」は、旧市街地区とは趣の異なる、散策におすすめの場所です。
ユダヤ人地区には、いくつかのシナゴーク(ユダヤ教会)が立ち並んでいます。
ギザギザのファザードが特徴の「旧新シナゴーク」は、中央ヨーロッパ最古のシナゴークです。
「スペインシナゴーク」は、外観がスペインのアルハンブラ宮殿に似ていることから名付けられました。
「マイゼルシナゴーク」は、パステルカラーの外壁が可愛いですね。
ちなみに、チェコの有名作家フランツ・カフカが、生涯のほとんどを過ごした場所ということから、カフカ像が立っています。
まとめ
以上、私おすすめのプラハの観光スポットでした。
今回紹介した6つのスポットは、いずれも徒歩で観光できるおすすめの場所です。
女性一人旅でも回れるので、ぜひチェコ旅行の際は、訪れてみてくださいね。