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リスボンから日帰り旅 ポルトガルの世界遺産シントラの見どころ紹介

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ポルトガルの世界遺産の街、シントラ

魅力的な観光スポットがたくさんあり、世界中から観光客が訪れます。
またリスボンから約30㎞と、日帰り旅が楽しめるのも人気の理由の1つです。

ところで、ポルトガル旅行を計画していても、ガイドブックが少ないのが困るところですよね。

「リスボンからシントラへはどう行くの?」「シントラをどう巡るのがいいの?」「シントラの観光スポットの見どころを知りたい!」など、シントラの情報をネットで調べている方も多いのでは?

今回は、リスボンからシントラに日帰り一人旅をした私が、リスボンからの行き方や、観光モデルコース、おすすめ観光スポットなどを紹介します。

ポルトガル旅行を計画している人や、ポルトガルに興味のある方の参考になればうれしいです。
(なお、写真は2018年ポルトガル訪問時に撮影したもの、データは記事掲載時のデータをもとにしています)

リスボンからシントラへの行き方

リスボンからシントラまでは、電車を利用します。

ロシオ駅から所要約40分、10~20分おきに運行していて、アクセスがとても便利です。

実は、リスボアカードを利用すると、電車代が無料になるんです。
またシントラの観光スポットの入場料金も割引になるので、リスボンとシントラを訪れる予定の方は、ぜひリスボアカードを利用されることをおすすめします。

リスボアカードについては、以下の記事を参考にしてくださいね。

ポルトガル・リスボン 一人旅におすすめモデルコースヨーロッパの西の端に位置するポルトガル。 480年以上前より日本と歴史的な関わりを持ち、ポルトガル語を起源とした日本語もあるほど。...

 

シントラの観光モデルコース

1995年に「シントラの文化的景観」として世界遺産に登録されたシントラ。

シントラ駅から主な観光スポットへは、駅前のバス停から434番の路線バスを利用します。

まずは終点の「ペーナ宮殿」を目指し、「ムーアの城跡」「王宮」と、順に駅に戻るようなルートがおすすめです。

ただしこの路線バス、シントラ駅で電車を降りた人がほとんど利用するため、通勤ラッシュのような混雑なんです!
ペーナ宮殿までは、つづれ織りの山道を約20分ほどで登っていきます。
私も手すりにつかまりながら、立ち位置をなんとか確保したほど。
特に繁忙期は混雑するので、覚悟してくださいね。

バス代は、乗車時に直接運転手さんに支払います。
複数回バスに乗るなら、1日券を購入するのもおすすめです。
1日券も車内で購入できますよ。

ペーナ宮殿

バス停から入場ゲートを越え、さらに坂道を登っていくと、次第に黄色やパステルグレーやピンクの壁のペーナ宮殿の姿が見えてきます。

 

 

ペーナ宮殿の見どころ

「ペーナ宮殿」は、1885年、ドイツの「ノイシュバンシュタイン城」を建設させたルードヴィッヒ2世のいとこであるフェルディナント2世によって建設されました。

イスラム、ゴシック、ルネッサンス、マヌエル様式などを寄せ集めたこの宮殿は、本当に不思議の国に迷い込んだような錯覚になります。

 

入り口の門は、卵型や三角錐の摩訶不思議な装飾がされています。

 

宮殿の1番見どころは、2階のテラスからの眺望です。
パステルカラーの色合いと奇抜な外観が、おもちゃの建物のようです。

 

また塔の門の上にあるオブジェは、ギリシャ神話の半人半魚の海神トリトン。
海神というより怪物のような姿で、とてもインパクトがありますね。

 

私が印象的だったのはアズレージョです。
戦士たちの戦いの姿が描かれたアズレージョを見たのは初めてで、とても興味深かったです。

 

ペーナ宮殿のチケットの購入方法

ペーナ宮殿は現在、時間制での入場になっています。

「当日予約なしで行って入れなかった」という、インターネットの口コミを見かけるので必ずペーナ宮殿に入場したい方は、オンラインによる事前予約を強くおすすめします!

以下の公式サイトから、予約が可能です。

【ペーナ宮殿公式サイト】
https://bilheteira.parquesdesintra.pt/home
※クレジットカード決済
※3日前以上に予約すると、15%の割引あり
※「ムーアの城跡」「王宮」を合わせて購入すると割引あり

施設名 :ペーナ宮殿(Palácio Nacional da Pena)
住 所 :Estrada da Pena, 2710-609 Sintra, ポルトガル
営業時間:9:30~18:30  12/24・25・31  1/1休み
入場料金:20€ ※ペーナ公園見学料込 2024.8現在

 

ムーアの城跡

ペーナ宮殿から下り坂で15分ほど歩くと、ムーアの城跡に到着します。

ムーアの城跡は、7~8世紀ごろムーア人によって造られた城ですが、1143年にアルフォンソ・エンリケ王によって落城されました。

今は、当時を思わせる城壁や塔を見学することができます。

 

城を囲んで、城壁がずっと張り巡らされており、その上を歩くことができます。
途中には、見晴らし用の塔があり、そこからの眺めも絶景です。

なお、ペーナ宮殿と比べると比較的空いているので、当日入場も可能です。

施設名 :ムーアの城跡(Castelo dos Mouros)
住 所 :2710-405 Sintra, ポルトガル
営業時間:9:30~18:00  12/24・25・31  1/1休み
入場料金:12€  2024.8現在

 

王宮

ムーアの城跡から王宮へは、シントラ駅に戻るバスに乗車します。

ポルトガル王家の夏の離宮として使われていたシントラ王宮

 

見どころは、美しい天井画です。

バンケットやレセプションで使われていた白鳥の間の天井には、27羽の白鳥がそれぞれ違ったポーズで描かれています。
王が娘の婚礼の際、貞節のシンボルとして描かせたそうです。

 

またカササギの間には、15世紀頃に描かれたカササギの絵が、天井一面に描かれています。
当時宮廷内で浮気騒動があり、「おしゃべり」を意味するカササギが描かれたのだとか。

 

王宮の中でも、1番の圧巻は「紋章の間」です。
16世紀の歴代王家の紋章がドーム型の天井一面に描かれています。
金色に輝くその美しさに、思わず見とれてしまいます。

壁の四方には、当時の狩猟の様子などがアズレージョで描かれていて、とても興味深いです。

 

さらに、王宮内の壁のアズレージョは部屋ごとに異なっていて、見ごたえ充分です。

見学を終えたら、王宮からシントラの駅へは徒歩で約20分、途中にはシントラのお菓子「ケイジャーダ」のお店もあり、立ち寄るのもいいですよ。

施設名 :シントラ王宮(Palácio Nacional de Sintra)
住 所 :Largo Rainha Dona Amélia, 2710-616 Sintra, ポルトガル
営業時間:9:30~18:30  12/24・25・31  1/1休み
入場料金:13€  2024.8現在

 

まとめ

この記事では、世界遺産シントラについて、リスボンからの行き方や、観光モデルコース、おすすめ観光スポットなどを紹介しました。

要点は以下の通り。

1.シントラは、リスボンからの日帰り旅にぴったりの場所。
2.ペーナ宮殿を訪れるなら、必ず事前予約をすべき。
3.リスボアカードは、シントラまでの電車が無料、入場料も割引になってお得。
4.シントラ駅→ペーナ宮殿→ムーアの城跡→王宮→シントラ駅のルートがおすすめ。

ぜひ参考にしていただき、シントラの観光を楽しんでくださいね。