鉄印旅は楽しい♪ 北越急行 田園風景とトンネル、温泉を満喫
全国各地の40の地方鉄道が、沿線の活性化を目的に始めた鉄印と鉄印帳。
数年前にテレビ番組でその存在を知り、時間を見つけては、鉄印を求めて鉄道旅をしています。
今回は、新潟県の「北越急行」について、その魅力や観光スポットなどを紹介します。
車窓風景や温泉など、魅力いっぱいの路線で、一人旅にもおすすめです。
鉄道旅の参考になればうれしいです。
北越急行について
北越急行は、南魚沼市の六日町駅から上越市の犀潟駅を結ぶ全12駅、総路線距離59.5kmの第三セクター鉄道会社です。
「ほくほく線」の愛称で、地元の方々や鉄道ファンに愛されています。
JR信越線の直江津駅、上越線の越後湯沢駅に乗り入れているので、富山・金沢方面または東京方面からもアクセス便利なのがうれしいところです。
また、米どころ魚沼の田園風景、丘陵を貫くトンネルなど、車窓風景も楽しい路線です。
北越急行鉄道の公式HPは、こちら。
北越急行の鉄印
北越急行で鉄印をいただけるのは、十日町駅。
西口の窓口にて、7時から19時まで販売しています。
また平日の9時半から17時半まで、駅構内の営業企画課窓口で、直接鉄印帳に記帳していただくことも可能です。
私が購入した鉄印はこちら。
訪れたのが土曜日だったので、書置きの鉄印(300円)をいただきました。
北越急行のおすすめポイント
今回の鉄印旅で私が乗車したのは、直江津駅から十日町駅の区間。
その中で、私が心惹かれたおすすめポイントを紹介します。
アートあふれるまつだい駅
12ある駅の中で、私が降りるのを楽しみにしていたのが「まつだい駅」です。
無人駅のまつだい駅ですが、ある期間になると多くの観光客でにぎわうんです。
それが、沿線で開催される「大地の芸術祭」。
国内外のアーティストによる現代アートが、屋内だけでなく屋外にも展示され、静かな山間部の地域がアートの街に変わります。
まつだい駅すぐ、ホームから見ることができるのが、あの草間彌生さんの作品「花咲ける妻有」。
当日は雨のため、ホームから眺めるのみでしたが、草間さんらしいポップな色合いと水玉が目を引く作品でしたよ。
ホームの向いにある「農舞台」と呼ばれる展示場は、平日ランチも楽しめるスポットです。
また駅に隣接する道の駅には、お土産屋さんやコンビニ、観光案内所、レストランなど、施設が充実しています。
次回は、駅周辺をゆっくり散策したいです。
日本三大薬湯、松之山温泉
まつだい駅から車で約15分、800年前に見つけられたと伝説が残る松之山温泉は、有馬・草津と並び、日本三大薬湯と言われています。
今回の旅で私が宿泊したのは、松之山温泉の「ひなの宿 ちとせ」。
スイート・和洋室・和室と、12種類もの客室タイプがある、落ち着いた雰囲気の旅館です。
とても人気のある旅館で、満室のこともしばしば。
自慢は、肌がツルツル整う源泉かけ流しの温泉と、地元食材を使ったオリジナリティあふれる里山料理です。

私が訪れたのが、ちょうど新米の時期。
地元の棚田で育てられた新米を釜で炊き上げたご飯は、おこげも味わえる絶品の味でした♪
ぜひまた滞在したい宿の1つになりました。
「ひなの宿 ちとせ」の公式HPは、こちら。
おトクに予約するには、こちらからも探してみてくださいね。
トンネル、またトンネルの車窓風景
山間部を走り抜ける北越急行は、路線の多くがトンネルです。
私が乗車した区間でも、駅を出発してすぐトンネル、トンネルを出てすぐ次の駅、ということがいくつもありました。
極めつけは、駅のホーム自体がトンネルの中にあること!
美佐島駅は、そんな特別な経験ができると、鉄道ファンの間でとても有名な駅なんですよ。
そんなトンネルを通る環境を利用した列車が、特別列車「ゆめぞら」です。
列車の天井がシアターになり、CG映像が映し出されるというもので、日曜のみ、1日数回運行されます。
興味のある方は、時間に合わせて乗車されてはいかがでしょう。
まとめ
今回は、新潟県を走る北越急行について紹介しました。
山間部ならではの車窓風景や温泉が楽しめる、私のお気に入りの鉄道です。
鉄道好きな方、鉄印旅に興味のある方、温泉好きな方は、ぜひ訪れてみてください。

