長良川鉄道の鉄印旅。
ぜひ訪れていただきたいのが、観光列車「ながら」の終着駅、郡上八幡です。
街中に用水が流れる郡上八幡は、別名「清流と名水の城下町」。
街を歩くと、どこからともなく水の流れる音が聞こえてきます。
今回は、郡上八幡のおすすめを5つ紹介します。
吉田川
長良川の支流吉田川、郡上八幡の街を流れる清流です。
私が訪れたのは4月初旬、ちょうど桜が満開を迎える頃でした。
吉田川の川沿いを散策します。
満開の桜が出迎えてくれたこの場所は、映画「サトラレ」のロケ地とのこと。
ベンチにはのんびりくつろぐ地元の方、遠くに郡上八幡も見えます。
吉田川にかかる新橋のたもとに建っているのが、「郡上八幡旧庁舎記念館」。
現在観光案内所やお土産屋さんが入っている、レトロな外観の建物です。
新橋からは、吉田川と桜の風景が楽しめます。川の水が透き通っているのが分かりますね。
景色を見ているだけで癒される、お気に入りのスポットです。
宗祇水
環境省が選定する「全国名水百選」の第1号の指定を受けた「宗祇水」。
何層にも区切られた水場は、その用途が決められています。
日常生活と水がとても密接なことが感じられる場所です。
宗祇水のすぐ近くには、吉田川の支流、小駄良川が流れています。
赤い欄干の清水橋から見る風景。
川辺に降りてみると、水が透き通っているのがよくわかります。
キラキラ光ってとても綺麗です♪
川辺に沿って建つ3階建て、4階建ての家々。
階段を下りれば直ぐに川に降りることのできるこの造り、とても風情があります。
郡上八幡城
「郡上八幡城」は、1559年遠藤盛数が創始、1566年長子義隆が創建した城です。
明治に廃城となった後、1933年(昭和8年)に再建され、日本最古の木造再建城と言われています。
以前大河ドラマの主人公にもなった山内一豊の妻・千代は、遠藤盛数の娘だと言われていて、城下の公園には、その2人の銅像が立っています。
街の中心街からは徒歩で15分程、つづら折りの道をひたすら登ると、ようやく天守閣が見えてきます。
城内の桜も、ちょうど見頃を迎えていて、城内を彩っています。
ちなみに、城を囲んでいるのがほとんどもみじの木で、秋には紅葉が素晴らしく、紅葉が天守閣を包み込みような様から「天守炎上」と例えられているんだとか。
このフォトスポットから見る天守閣と石垣の姿が本当に綺麗です♪
入口で入場料を支払い、いざ天守閣へ。
木造造りの内部は、歩くとキシキシ床が鳴き、木造ならではの趣です。
最上階から見る郡上八幡の街並み。川の流れと城下町の家々の屋根がとても美しい❤
山道を登ってきた甲斐がありました。
郡上八幡の重要伝統的建造物群保存地区
職人町、鍛冶屋町は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された場所。
昔ながらの面影を残す建物に、家の前を流れる水路、時が止まったような趣ある街並みです。
各家の軒先には、赤い消火用バケツがぶら下がっています。
これは2度の大火に見舞われた経験からの伝統だとか。
水路の水は美しく、日常の暮らしに溶け込んでいます。
町の名前の通り、江戸時代には鍛冶屋や医師、桶屋、大工などの職人や商人などが住んでいたそうです。
同じく、重要伝統的建造物群保存地区に選定された柳町。
こちらは、中級藩士や下級武士の住む侍の町だったとか。
柳町にある大きなお寺、安養寺。
遠くにお城を望めます。
お寺の前の水路も趣があって素敵です。
郡上八幡の伝統の味
桜聞見屋は、明治20年創業、郡上八幡の名物「肉桂玉」の老舗のお店。
肉桂玉とは、ニッキ玉のことです。
看板が何とも味のある上田酒店。
郡上八幡で一番古い酒屋さんだそうで、1杯400円(2022年当時)で試飲ができるということで、お店に立ち寄り(笑)
ここでしか味わえない郡上八幡の地酒をいただきました。
またお店の御主人との会話も楽しく、素敵な時間を過ごすことが出来ました。
次回の郡上八幡訪問でも、必ず訪れたいお店です。
まとめ
水の街・郡上八幡は、散策をするだけで心癒される場所です。
私は桜の季節に訪れましたが、夏には有名な「郡上おどり」、秋は紅葉と、年中見どころがあります。
ぜひ皆さんにも訪れていただきたい、私のお気に入りの街です。