勝沼ワイナリー巡りの旅、宿泊先の石和温泉から車で約20分、「恵林寺」を訪れました。
★武田信玄公の菩提寺
乾徳山「恵林寺」は、1330年創建の臨済宗の寺院です。
武田信玄公が自ら菩提寺と定め、息子の勝頼により信玄公の葬儀もこちらで行われました。
毎月命日の12日には、信玄公の公墓所が特別公開されているとのこと。
★恵林寺の見どころ
黄色く色づいた大きなイチョウが出迎えてくれる恵林寺の入り口。

入口の総門をくぐり、参道を進むと見えてくるのが赤門(四脚門)です。
徳川家康が再建したと伝えられるもので、国の重要文化財に指定されています。

赤門を抜けてさらに進むと、県の指定文化財の三門が現れます。
柱に掲げられてる「心頭滅却すれば火も自(おのずから)涼し」の言葉は、織田信長の焼き討ちに会い、火に包まれて多くの僧侶と共に非業の死を遂げた快川和尚の最後の言葉です。この言葉だけは聞いたことがある方も多いはず。ここが、その悲劇の場所だそうです。

この他にも、美しい庭園や、三重塔、開山堂など、見どころがたくさんあります。



★紅葉が美しい庫裡
庫裡(くり)とは、寺院の伽藍の1つのことです。
恵林寺の庫裡は、規模がとても大きいことで知られています。
入場料500円を受付で支払い、順路に沿って見学します。

入口を入ると、お馴染みの風林火山の屏風が。

天井の梁がとても素晴らしくて、思わずパチリ。

ちょうど紅葉が見頃を迎えていました♪

建物のガラス窓に映る紅葉、風情がありますね。





庫裡の外廊下からは、国の名勝にも指定されている庭園が見渡せます。
木々が池に映って、とても美しい風景です。


見どころたくさんの恵林寺、ぜひ歴史好きの方には訪れていただきたい名刹です。
恵林寺のHPは、こちらから。