今回紹介する「浄智寺」は、自然に溶け込んだように静かに佇むお寺です。
鎌倉幕府第5代執権北条時頼の三男宗政の菩提を弔うために、1281年に創建されました。
★木々に囲まれた山門
苔むした石橋を渡ると、山門に続く石段が延びています。


「寶所在近」と書かれた山門は、深い木々に覆われていて、とても静かな空気が流れています。

山門をくぐり更に石段を登ると、見えてくるのが鐘楼門です。

鐘楼門は、唐様の鐘つき堂を兼ねた山門で、2階の花頭窓という花形の窓が特徴的です。中には梵鐘が吊るされています。
ちょうどススキが、綺麗に風になびいていました。

★緑に覆われた境内
本堂の周りも、木々に覆われ、落ち着いた雰囲気です。

茅葺屋根の建物は、大正時代に建てられた書院です。庭にはたくさんの花や木々が植えられています。紅葉も少し色づき始めました。

建長寺や円覚寺のような豪華さはないけれど、心が落ち着く素敵なお寺でした。
浄智寺のHPは、こちらから