熊本(2022.10)

復旧が進む熊本城へ

平成28年の熊本地震で大きく被災し、復旧工事が進められていた熊本城

昨年4月に天守閣の復旧工事が完了し、現在特別公開中とのことで、ぜひ見てみたいと思い訪れました。

 

★熊本城について

1602年(慶長12年)加藤清正公によって築城された熊本城。その後、細川忠利が藩主となり、宮本武蔵が客人として招かれ晩年を過ごしたと言われています。

6年前の熊本地震で被災し、震災復興のシンボルとして復旧が進められていましたが、昨年4月天守閣が完全復旧し、天守閣内の展示も全面リニューアルされました。

現在、特別見学通路が設置され、普段見ることのできない位置や角度からの城内や、復旧の様子を見学することができます。

 

★特別見学通路の見どころ

特別見学通路の入り口に向かいます。

お城の南側、竹の丸にある長さ242mの石壁が続く「長塀」は、国の重要文化財。

長塀沿いに進むと、加藤清正公の像が現れます。

右手に伸びる行幸坂を登ると、右側に特別見学通路の南口入り口が見えてきます。

券売機で、入園チケット800円を購入します。時間指定のチケットですが、私が訪れた時はすぐに入ることができました。事前にWEB予約もできるそうです。

見学通路は地面より高い所に設置されていて、階段を何度か上り下りすることになります。エレベーターもあります。

 

通路を歩き始めてすぐ、左手に見えるのが「数寄屋丸二階御広間」です。石垣が崩れ、壁がひび割れ、建物が歪んでいることにビックリ!

 

通路からも天守閣の雄姿を見ることができます。

櫓の壁の一部は剥がれ落ち、地震の爪痕が残っています。

 

「二様の石垣」と呼ばれる石垣で、手前の濃い色の石垣が加藤清正公時代のもの、後ろがその後の細川忠利の時代の石垣です。2つの時代の石垣が重なっていて、石積みの技術の進歩を比べることができます。

 

本丸御殿の床下に、石垣が積まれた地下通路があります。「闇がり(くらがり)通路」と呼ばれていて、城の防衛の役割を果たしていたとのことです。

 

 

★勇壮な天守閣

天守閣にやってきました。

天守閣内部へは、右手のスロープから入ります。1~4階が展示、6階は展望フロアになっていて、熊本の街を一望することができます。

広場では、おもてなし武将隊がパフォーマンスを行っていました。

天守閣を色んな角度から見てみようと、ぐるっと回ってみます。

この北側から見る姿が、一番カッコイイ!!

四面に配置された白い千鳥破風と最上階の唐破風が、黒い外壁に映えています。堂々とした立ち姿に心惹かれ、いつまでも眺めていました♪

今回は時間がなくて、ゆっくり天守閣内の展示をゆっくり見ることができなかったのが心残り。

天守閣以外は、まだまだ復旧工事の途中です。復旧工事が進めば、ぜひまた訪れたいと思います。

熊本城のHPは、こちら