ブルノの旧市街は、歩いて回るには丁度いい大きさです。
★現地の生活に触れる青果市場
まずは、青果市場に向かいましょう。その昔、キャベツの売買が行われていたため、キャベツ市場とも言われます。地元産の野菜や果物、蜂蜜やリキュールなどの露店が出ています。

この時期おすすめなのが、「ブルチャク」です。ブルチャクは、発酵途中の若い濁りワインで、9月の新酒の時期しか飲めません。アルコール度は低めで甘いジュースのようで、紙コップやペットボトルで買うことができます。私が頂いたお店は、紙コップ1杯2コルナ(約400円)で、生産者によって味が違うそうなので、色々試し飲みするのもいいですね。


★おもしろいものがいっぱいの旧市庁舎
青果市場のすぐそばにあるのが、旧市庁舎です。

よく見ると門の尖塔の真ん中がグニャッと曲がっています。製作した著名な建築家アントン・ピルグラムが、報酬に不満でわざと真ん中の尖塔を曲げたとか。面白い!!
そして、門を入ったところにいたのは、大きなワニ!

その昔、伝説のドラゴンが退治され、剥製にされたとか。いや、どう見てもワニでしょう(笑)

そして、ドラゴンの横に飾られている車輪にも逸話が。その昔、ブルノから南55km程にあるレドニツェの街から、車輪職人の男が大きな木を切って車輪を作り、ブルノまで転がしてきたのがこの車輪だとか。
ちなみに、この旧市庁舎には、観光案内所が入っています。
★どうしてそんなところに(笑)「聖ヤコブ教会」
そして何より笑えたのが、聖ヤコブ教会の壁のお尻を出したおじさんの像!! 教会の壁の1箇所だけに、このおじさんがいます。ぜひ見上げて探してみてください。


聖ヤコブ教会の近く、裁判所の前にある「正義の像」もご愛敬。

道を挟んだところには、馬の像。足が長いので、キリンの像と呼ばれているんだとか。

★ブルノを代表する聖ペテロ聖パウロ教会
いえいえ、ブルノにあるのは、これらの面白モニュメントだけではないんです。街のシンボル、ひときわその大きさから威厳を誇る聖ペテロ聖パウロ教会があります。



この教会は10コルナコインのモデルになっていて、それがブルノ市民の自慢だそうです。ゴシック様式の2本の尖塔と華麗な装飾の入口は必見の価値ありです。