ポルトガルの南東部、オリーブ畑や麦畑が広がるアレンテージョ地方に、ローマ時代から栄えた世界遺産の街「エヴォラ」があります。
★エヴォラに行こう
今回「エヴォラ」へは、リスボンからバスに乗って、日帰り旅を楽しみました。バスは、地下鉄のジャルディン・ズロジコ駅すぐそばのセッテ・リオス・バスターミナルから出発します。所要時間は1時間30分、10時30分のバスに乗り、エヴォラのバスターミナルには12時に到着しました。チケットは座席指定制で、当日窓口で購入し、片道12.5ユーロでした。

リスボン市内を出ると、ヴァスコ・ダ・ガマ橋でテージョ川を横断しました。1番前の席だったので、見晴らしがとても素晴らしかったです♪ ポルトガルの長距離バスは、チェコ同様、快適です。

★天正遣欧使節ゆかりの「カテドラル」
エヴォラのバスターミナルから旧市街へは、歩いて15分程、まずは「カテドラル」に向かいます。入場料は、回廊と塔のセット券で3.5ユーロでした。

「カテドラル」は、12~13世紀に建てられた大聖堂ですが、1584年日本の天正遣欧使節の4人が滞在したことでも知られています。聖堂の中にあるパイプオルガンはその頃からあるもので、当時4人が聴いた(または弾いた)と言われています。

「カテドラル」は、テラス式の屋根になっていて、上ることができます。ファザードを歩くと、塔や鐘を間近で見ることができ、かなりの迫力です。また、エヴォラの街も一望できます。




また、2階のテラスに出て、バラ窓の近くまで行くことができます。



もちろん1階の回廊からの眺めも素敵です。


見所がたくさんなので、ぜひ時間をかけて見学することをお勧めします。
★ローマ時代の遺物「ディアナ神殿」
「カテドラル」のすぐそばに、ローマ時代に造られた「ディアナ神殿」が建っています。コリント様式の神殿で、保存状態がよく、夜はライトアップされるそうです。


★アズレージョが美しい「ロイオス教会」
「ディアナ神殿」の前にあるのが、「ロイオス教会」です。入場料は4ユーロでした。

この教会は、内壁に聖人の生涯を描いたアズレージョが装飾されています。中に入るとそのブルーのアズレージョの世界が広がります。



教会の隣には、ポサーダ(お城や宮殿、修道院などを改装した国営ホテル)があり、次回訪れるときは泊まってみたいと思います。