2023年9月、4年ぶりのチェコ旅。
7日目は、チェコの南西部に位置するターボルへ、日帰り旅に行ってきました。
チェコのガイドブックになかなか載らない街ですが、とても魅力的なところでした。
旧市街のジシカ広場
ターボルは、中世の時代、宗教改革運動のフス戦争の拠点となった街で、中世の面影を色濃く残す街です。
旧市街のジシカ広場には、個性豊かな建物が立ち並んでいます。
髙い塔が目を引くのは、ルネッサンス様式の切妻が特徴的な「キリストの変容教会」です。

3つ連なる三角のファサードが美しい建物は、1521年に完成した旧市庁舎です。
旧市庁舎のホールは、現在フス派博物館となっていて、宗教戦争時のフス派の貴重な資料が展示されています。
ターボルの街の地下には、15~16世紀に造られた全長14㎞ともいわれる地下トンネルが延びています。観光客向けに見学ツアーが催行されていて、このホールからツアーが始まります。

とても精巧にできたファサードに感動、パステルカラーの窓枠が可愛いですね。

ジシカ広場だけでなく、旧市街にはスグラフィット技法の建物が立ち並んでいて、本当にフォトジェニックな場所です。
カメラのシャッターを押す手が止まらないほど(笑)




城の塔から眺める絶景
旧市街のはずれに、コトノフ城跡があります。
13世紀後半に建てられた城は、現在塔と門が残っているだけです。


円形の塔に登ると、頂上から360度ターボルの全景が眺められます♪
キリストの変容教会の塔もよく見えます。


オレンジ屋根が連なり、本当に素晴らしい景色です。
ターボルに来た際は、ぜひ塔に登って、この景色を見ていただきたいです。


ターボルへの行き方
プラハからターボルへは電車で1時間、頻繁に運行していて、アクセス便利なところです。

私が訪れた日は、毎年9月の3日間開催されるターボル祭りの最終日でした。
ターボル祭りは、15世紀のフス戦争時代を再現した歴史まつりで、当時の扮装をした人たちが、街中をパレードします。
最終日はすでにパレードはありませんでしたが、旧市街を歩いていると、時々中世の扮装をした人を見かけました。ジシカ広場では音楽イベントがあり、多くの屋台が出ていました。

屋台でトゥルデルニークと地ビールを買って、広場でいただきました♪


今回の訪問で、ターボルがとてもお気に入りの街になりました❤
次回はぜひ、ターボル祭りの時期に合わせて、宿泊して訪れようと思っています。地下トンネルツアーもぜひ参加してみたいです。