チェコ(2023) PR

スグラフィットが美しい 世界遺産リトミシュル城 

2023年9月、4年ぶりのチェコ旅。

2日目はブルノから日帰り旅、世界遺産のリトミシュル城を訪れました。

 

世界遺産リトミシュル城

東ボヘミア、パルドゥビツェ州にあるリトミシュル城は、16世紀後半ペルンシュテイン家の居城として建てられました。

中欧でいち早くルネッサンス様式を取り入れたこと、イタリアの建築家によって建てられ、のちにチェコ様式に発展したことを理由に、城と庭園群が1999年世界遺産に登録されました。

訪れてまず目を引くのがスグラフィット技法の外壁です。

異なる2色の漆喰を重ねて塗り、乾いたのち引っ掻いて下の色を浮き上がらせています。

立体的に浮き上がったように見えますね。

花や植物、人の顔などがモチーフになっていて、8000枚もの図柄は、なんと、どれも1つと同じものがないそうです。

 

内部見学ツアーに参加

お城の内部は、ガイドツアーにて見学することができます。

所要時間は50分、チェコ語のみですが、英語のファイルを借りてツアーを回ります。

私が参加した13時のツアーは、12名ほどでした。

 

まずは色々な部屋の見学から。各部屋でガイドさんが説明される間、私はファイルを見ながら話を聞きます。ファイルには、1つ1つ部屋について写真付きで説明されているので、分かりやすかったです。

室内の壁は、トリックアート(だまし絵)で装飾されています。

 

豪華なダイニングルーム。

シャンデリアは、映画「アマデウス」で使用されたものだとか。

 

チェコの偉大なる作曲家スメタナが6歳の時、初めて聴衆の前で弾いたピアノです。

実はリトミシュルはスメタナの生誕地であり、城内のビール醸造所が彼の生家なんです。

 

ツアーの最後に訪れたのが、一番の見どころ、城の1階にある劇場です!

18世紀に当時の城の所有者が造ったバロック劇場で、造られてた当時のまま現存する大変貴重なものです。

最大150名収容でき、2枚の幕と16の舞台背景があります。

伯爵家や客人たちが観劇する、ボックス席やバルコニー席もあります。

伯爵自身も俳優として、舞台によく参加していたとか。

18世紀当時の設備が、綺麗な状態で残されているのを見て、本当に感動しました!

 

ブルノからリトミシュルへの行き方

ブルノからリトミシュルへは、バスでもしくは電車・バスを乗り継いで約1時間40分です。

ちなみに私は、乗り継ぎ時間を考慮し、往復とも乗り換えなしのFLIX BUSを利用しました。

FLIX BUSは1日1便(ブルノ10:40→リトミシュル12:20、リトミシュル16:20→ブルノ17:55 2023.9当時)で、滞在時間が4時間と短かったのが唯一残念なところです。。。

 

実は私が訪れた時、リトミシュル城は一部修復中で、足場が組まれ大型クレーンが作業中でした。立ち入りできない箇所もあったので、ぜひ次回のチェコ旅で再訪するつもりです。

リトミシュル散策は、続きます。。。

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