岩国・宮島(2022.10)

安芸の宮島の旅 ~弥山編~

広島、宮島の旅。

厳島神社を参拝した後は、弥山(みせん)に登ります。

 

★聖なる山、弥山

弥山は嚴島神社の背後に位置し、御神体として古くから信仰の対象とされていました。また806年、弘法大師が開基して真言密教の修験道場を開いた場所でもあります。

弥山の原生林は、その植物の多様性から、嚴島神社の建物、正面の海と合わせて複合遺産として世界遺産登録されています。

 

★弥山に登る

標高535mの弥山ですが、実は山頂への登山道はかなりキツイのです。

麓から3つの登山コースがあるのですが、私は途中までロープウエイを利用しました。

ロープウエイの乗り場へは、紅葉谷公園を通り抜けていきます。

私が訪れた10月後半は、少し紅葉が色づいたところでした。

まず紅葉谷駅を出発したロープウエイは、10分で途中の榧谷(かやたに)駅へ。

ロープウエイの中からは、瀬戸内の景色が楽しめます。

榧谷駅でロープウエイを乗り継ぎ、獅子岩駅へ。 

3分半で獅子岩駅に到着しました。

 

では山頂に向け、出発です。

勾配のある山道を歩きながら、時折のぞかせる景色が素晴らしい♪

 

獅子岩駅から歩くこと30分、弘法大師が開基した「弥山本堂」に到着です。

 

弥山本堂の前にある「霊火堂」。

806年に弘法大師が修行のため焚いた火が、今日まで消えることがなく燃え続けていて、弥山の七不思議の1つ「消えずの火」と呼ばれています。広島の平和記念公園の「平和の灯」の元火になっているとのことです。

私は、ろうそくにその火を灯して、家族の安全を祈りました。

 

霊火堂の脇の石階段を更に登っていきます。ここからがきつかった~。。。

山頂に近づくにつれ、大きな岩があちこちに。その昔修行の場所だったのも納得です。

くぐり岩と呼ばれる大岩の天井を通り抜けると。。。

 

★山頂からの景色

霊火堂から歩くこと10分、とうとう山頂に到着です!

山頂には、360°を見渡せる展望台があります。早速登ってみました。

「わぁ~!!」思わず心の中で叫んでしまう絶景です❤

この日はお天気が良かったので、瀬戸内の海、島々、遠く四国も見渡せます♪

この美しい景色をただ眺めているだけで、不思議と心が洗われ、穏やかになっていくのを感じます。この山が聖山であることを実感します。

 

山頂までの道のりは本当に大変でしたが、素晴らしい山頂からの眺めに、登ってよかったなぁと心から思えるいい経験でした。

行かれる方はスニーカーや登山靴、動きやすい服装に両手が空くリュックをお勧めします。

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